“Tighten Up”, Tightening Torque List of Cervelo Bikes(Sep/2016).

※2016年9月版のマニュアルに基づき、新型シートポストSP17やCシリーズ、DiscモデルやP5Xに新対応。
当サイト来訪者の動向を見ていると、意外と純正パーツの締付けトルクを検索している人がいる様なので、手元のオーナーズマニュアルに明記されている数値リストを表にして掲載する。他車種も含め、Cerveloユーザーのお役に立てれば幸い。

改めてながら、情報源としてのマニュアル有用性

自転車の購入時においては、販売や納車時の機能・操作説明が店員の実演だったりすることが多い性格上、フレームセットや完成車に添付されてくるマニュアルを見たことがないとか、そういや何か最初に渡されたけど保証書とかのたぐいかと思ってたとかいう人も少なくないかと思う。

一方で、読めと言われても、世の中には取扱説明書を読むなんて面倒くさいからしないという人々も意外と多かったりするし、メーカーや車種によっては印刷物ではなく、CD/DVD-ROM化されていたりして、動画ならまだしも、電子マニュアルで長文読むとか余計に無理とかいう人もいたりで、なかなか不遇な扱いを受けている付属品なのだが、改めて読んでみると、ネットで検索せずとも良かったんじゃというようなズバリの情報が書いてあったりもする。 そんなわけで今回は、S3フレームセットに添付されてきたCervelo Owner’s Manualと、新たに入手できた2016年9月2日版の同マニュアル内の記述より、純正パーツやフレーム周り及び完成車状態向けの締付けトルク一覧表を掲載する。

このマニュアルはS3専用というわけではなく、最近発売されたCシリーズを除き、S2/S3、R2/R3、P2/P3等に於ける、フレームを共通化し、フォークセット他で差別化をするというラインアップの整理や、シートポスト周りの設計やパーツ互換性向上が進んできた、2014年以降のCervelo S/R/P/Tシリーズ全般向けの共通内容であると思われ、S3以外の純正パーツ及びフレーム周りの各部位についての記述はもとより、完成車バンドル品(但し、コンポーネント関連の締め付けトルクへの言及は少ない)についての言及も多く、S3ユーザー以外でも役に立つかと思われる。 元の記述は2ページに渡った箇条書きになっており、それをベースに作表、部位名と対象車種、締付けトルクの順でまとめた。が……

お約束ではあるが、各パーツが正常な状態にあり、正しい工具類と組み付け手順に則った作業でないと、これらの数値は意味を持たなくなる為、掲載内容を元にした自己作業によって発生した何らかの損害については、一切保証出来ないのでご承知おき願いたい。少しでも不安要素があればプロショップに作業を依頼することをオススメする。

また、今回の更新(2017年6月)で2016年以降の新型であるCシリーズ(Rシリーズと共通要素多し)やP5Xの専用パーツ、S3Disc及びS5のアップデートで追加された新型エアロシートポストSP17(オフセット量0mm/25mmの2種類)についてのデータを追加したが、2017年に発表された新R3/R5およびそれらのディスクブレーキ仕様に付属する新型シートポストSP18(R5系)/SP19(R3系)については未確認である。

この更新にあたって一番危なそうな所としては、これまでのSおよびPシリーズ用シートポストのサドルクランプ締め付けトルクが軒並み12Nmだったのに対し、SP17では10Nmと低めになっている為、今後修理やリプレース等で入れ替えをされる際には注意されたい。

Cervelo Owner’s Manual 記載 推奨締付けトルク一覧
部位名#対象車種 締付けトルク数値
ボトルケージ 2-3Nm
ステム(ハンドル側) ハンドルバーが……
アルミ:8-12Nm※1
カーボン:5Nm※1
P5X専用ベースバー:8Nm
ステム(コラム側) 4-5Nm※1
ボトムブラケット
ケーブルガイド
ボルト
#P2/P3/P5/P5X
1Nm
ブレーキ・シフトレバー ロード:5-8Nm※1
TTシフト:5-6Nm※1
TTブレーキ:1.2-8Nm※1
ブレーキキャリパー 8-10Nm※1
ブレーキプレート
#P2/P3/S5
4Nm
ディレイラー
ハンガー固定ボルト
#フロントは
P2/P3/P5/P5Xのみ
リア:1Nm
フロント:3-4Nm
ステムトップキャップ 1-2Nm程度※2
エアロ(DH)バー
エクステンション関連
#Pシリーズ完成車
#P5X専用ベースバーから
P5X以外:メーカー推奨値※3
P5X専用:5Nm
Aero Tri/TT
シートポスト
ラウンドウェッジ
#P2/P3/P5
スクエアウェッジ
#P4/T4
P5X専用タイプ
#P5X
種別や部位ごとの誤認に注意※6
サドルクランプ(共通):12Nm
サドルレール固定(共通):6-7Nm
シートクランプ P2/P3 前部1本止め:8Nm
シートクランプ P5 後部2本止め:4Nm
シートクランプ P4/T4:10Nm※4シートクランプ P5X専用:8Nm
2オフセットタイプ
シートポスト
#S5 UCI Legal
サドルクランプ:12Nm※5,6,7
シートクランプ:8Nm※6
シングルオフセット
タイプシートポスト
#S2/S3 2014以降 SP15
サドルクランプ:12Nm※5,6,7
シートクランプ:8Nm※6
新型エアロ
シートポスト SP17
#S5 2016以降/S3 Disc
サドルクランプ:10Nm※5,6,7
シートクランプ:8Nm※6
ラウンドタイプ
シートポスト
27.2mm
#R2/R3/R5/Rca
#R3 Disc/C3/C5
サドルクランプ:※3,6
シートクランプ:6Nm※6
※1:現実的には装着しているパーツ推奨値も併せて要確認
※2:現実的には数値よりもヘッドセットやフォークのガタが取れる程度(締め過ぎない)という意味合いと取るべき
※3:バンドル品または組み合わせるパーツのメーカー推奨値に従う
※4:シートクランプのT4向けの記述は、2016/9月版マニュアルで改めて確認出来た為、10Nmで確定
※5:サドルクランプ固定時にはボルト・ナットの供回り注意
※6:取り付け時には各パーツの素材に適切なグリスやカーボンアッセンブリーコンパウンドを併用のこと
※7:Sシリーズのディスクブレーキ仕様追加やマイナーアップデートによりシートポストの種類が増えているので注意

Japanese Gentlemen, Stand Up Please!

The One of Legendary Japanese Techno-POP Band, Yellow Magic Orchestra. "Tighten Up" was 1st Single from X∞Multiplies, Released 1980. Original Song was Archie Bell & the Drells in 1968.
The One of Legendary Japanese Techno-POP Band, Yellow Magic Orchestra. “Tighten Up” was 1st Single from X∞Multiplies, Released in 1980. Original Song by Archie Bell & the Drells in 1968.

今回のタイトルは「締め付け」ということで、レジェンドオブテクノポップとして説明不要のYMOの同曲名から。どっちかというと、ウルフルズのカバーの様に愛車の組付けをしっかりとトルク管理して、日々のRideも「しまっていこう!」的なニュアンスの方がイメージ的にハマる気もするが、まぁそれはそれ。

原曲はArchie Bell & the Drellsの1968年発表曲であるが、YMO版においては、超絶Groovyな細野氏のベースが印象的で、非常に「ゴキゲン(昭和)」な名曲。もちろんユキヒロ氏のドラムも教授のProphet-5メインの演奏も素晴らしく、そこにオリジナル曲でのテイストを織り交ぜながら、当時の盟友スネークマンショーによるボーカル・MCが絡むことで、より楽しく仕上がっている。 また、オリジナル曲も良いが、Jamiroquaiのカバーを初めとして、他にも多くのバージョンが存在しているので、興味があれば、YouTube等で検索してみると良いかと思う。

この曲の基本的なBPMから判断すると、ローラーを回す時や、ケイデンスもトルクもそこそこでのリカバリーまたは楽に流す実走時に、曲のコード進行やパターンがシンプルで覚えやすいこともあって、いい感じで脳内BGMループ(耳塞ぐ形でRide中に曲聞くのはオススメできないので)に出来るのではないかと思うが……ああ、そうだ、自身の愛車に付属してきたマニュアルを一度も読んだことがない人は、それを引っ張りだしてきて、この曲を聞きながらノリノリで読んでみるのはどうだろう。退屈がちなマニュアル読破には役立つかもしれないし、意外な愛車の情報を発見できるかもしれない。

Be First to Comment

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください